坑酸化作用

 

人間の眼の様々な症状に効果があるという以外に、ブルーベリーには強力な抗酸化作用があるということも注目されています。活性酸素は、ガンや脳卒中などの成人病の発病、あるいは老化や様々な症状に、かなりの割合で関与しているといわれています。

 

ブルーベリーのアントシアニン色素は、この過剰に発生した有害な活性酸素を抑える働きや、活性酸素を消去してしまう作用を、強力に持っていることが証明されています。ビタミンE、茶タンニンなどと、この色素の抗酸化性を比較した最近の研究の結果では、ブルーベリーのアントシアニン色素は、これらと同等か、またはこれらを上回る強い抗酸化性があることが分かってきたのです。

 

アメリカ農務省の機関である人間栄養研究センターの発表によると、アメリカ産の43種類の果実と野菜の抗酸化作用を比較検証したところ、その中でブルーベリーが群を抜いて第一位だったと報告されています。

 

この研究で調べられた43種類の野菜と果実は、アメリカはもとより、日本でもごく日常的に食べられているものばかりです。その中でブルーベリーは、ナンバーワンの抗酸化作用を持っていることを示したのです。

 

こういうわけでブルーベリーは、活性酸素と深い関わりのある種々の疾患、たとえばガンや自己免疫疾患、心臓血管系疾患などの予防、改善、また老化防止などに有効であると期待されているのです。